試験勉強の方法と記憶術講座TOP > 脳と勉強法のコラボレーション〜脳トレや時間帯、食事法など > 記憶のコツとは?〜効果的な記憶術の方法はこれ!

記憶術のコツとは?

記憶のコツですから、ここでは記憶術のテクニック的な面について解説していきます。
ほかの関連ページでは、反復することや十分な睡眠の重要性、海馬を大きくすることの大切さ、概要から詳細へと移行する学習法の有効性などを書いています。

 

ここでは、そのような日ごろの積み重ね、習慣がなくても、すぐにでも活用できるような記憶術のコツを語っていきたいと思います。

 

記憶のコツは、以下のことがポイントになります。

 

  • できるだけ小分けにしよう
  • できるだけ整理しよう
  • できるだけ図やイラストにしよう
  • できるだけ声に出そう
  • できるだけ手で書こう

 

まずは、覚えたい事柄は、できるだけ細分化して小分けにすることです。
なぜなら記憶の入り口である前頭葉のワーキングメモリは、一度に記憶できる量が少ないためです。数字の羅列でいうと、7ケタ±2が限界だといわれています。これをマジカルナンバー7と呼んだりします。

 

そのくらいワーキングメモリの容量は少ないわけです。
一度に10ケタや20ケタもの数字を覚えられる人はいません。しかし、たとえば円周率を暗唱する場合、どうしたらいいのでしょうか?

 

円周率を覚えている人は、チャンキング(チャンク化)といって、いくつかのかたまりに分けて、それぞれを覚えているそうです。そうして頭の中で塊どうしを連結して、口からすらすらと言えるようになるのです。

 

円周率は、3.14159265358979323846264338327・・・とつづきますが、これを初めて見た人は、一瞬で嫌気がさすのではないでしょうか。たしかに一度に全部を覚えようとすることには無理があります。それが正常な脳なのです。そこで3.141592でひと塊、65358979でひと塊といったようにして記憶していくわけです。

 

自分の場合は、3.141592まではふつうに覚えて、そのあとは「6535」「8979」「3238」「4626」「4338327」という塊で覚えました。最初の4つは、なんとなく似たリズムではありませんか?声に出すことで、理屈ではなく、音楽の歌詞を覚えるように自然とリズムが身に付きやすくなります。

 

 

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たしかに試験勉強に関係する各教科は、このような数字の羅列ばかりではありません。
というか、ほとんど無関係でしょう。しかし記憶のコツというか、考え方としてはそういうことです。どんなに多くの覚えるべきことがあっても、小分けにして「整理する」ことによって、脳が理解しやすくなるのです。

 

このように、一目で見れるように小分けにして整理することは、箇条書きでも同様です。ノートにずら〜っと文字を書いていっても、なかなか覚えられませんよね。

 

そういったときは一目で見れるように、できるだけ小さな文章の塊にして、箇条書きにして整理するのです。そうすることによってチャンク化の原理を応用できます。これは簡単な記憶のコツです。

 

蛇足ですが、文章においても短い文章、あるいは読点が適度に打たれた文章のほうが、小分けにできるので読む人に伝わる、わかりやすい文章となります。また段落も長すぎず、適度に3,4行で区切って、風通しを良くすることによって、レイアウト的に読みやすい文章になります。ここにも前頭前野のワーキングメモリがかかわっているのです。

 

教科書やテキストに書いてある長い文章を読むさいは、頭の中にイメージを作りながら(整理しながら)読んでいます。1回読んだだけではイメージはおぼろげですが、反復して読み込むほどに、このイメージは鮮明なものとなり、だんだん整理されていきます。
そして脳内に定着します。これが「理解する」ということです。

 

しかし、どうしても、目で読むだけでは混乱してしまう場合があります。
そのようなときは目に見えるような形にして、ノートやエクセルに短い文章で箇条書きにするとよいのです。それによって脳内で混乱していた知識が、一気に整理され、長期記憶になっていきます。箇条書きは、脳内での「長期記憶倉庫への格納」を手助けする効果があるわけです。

 

 


さて次の記憶のコツは、できるだけ図やイラストにする、ということです。これも一目で見て、脳内の知識を整理する効果があります。箇条書きは左脳を主体とした整理ですが、イラストは右脳を主体とした記憶法です。

 

受験参考書に載っている、すでに出来上がった図やイラストを見ることも有効ですが、自分の手で実際に描くことが特に効果的です。自分で描いたということが経験となり、エピソード記憶の要素も加味できるからです。経験は、記憶の定着を強力に後押しするスパイスとなります。

 

マインドマップはイメージをイラストにしたものであり、右脳を活用した記憶のコツとして有名です。興味のあるかたは、研究してみると面白いかもしれません。中央のキーワードから放射状に延びていく形は、まさに脳内の神経細胞(ニューロン)同士がシナプスで結合している姿をほうふつとさせます。

 

 


また記憶のコツとして、できるだけ声に出して音読するといいという人もいます。たとえば英文や漢文、古文など、日ごろなじみが薄い文章を読むときは、声に出した方が音韻をつかみやすくなります。

 

単に目で読むよりも、耳やのどの筋肉など、より多くの感覚器官を使った方が脳への入力強度が増すため、海馬が「きっと重要な記憶に違いない」と認識してくれます。また声に出して英単語などを発音することは、体を使うことになるので、手続き記憶となり、長く忘れない記憶となります。

 

自転車の乗り方は一度覚えたら、何十年も忘れないように、体を使った記憶は長持ちするのです。その意味では、手で書く試験勉強の方法は、とても有効なやり方です。体を使うからです。

 

子供のころ、何度も漢字の書き取りをしたかと思いますが、頭で覚えているというより手が覚えているという感覚ではないでしょうか。たとえば書き順を思い出すとき、手を動かしますよね?

 

その意味では、書き取りをする以外にも、手で振り付けをしながら覚えるとか、大きく身振り手振りを加えて、歴史上の人物名や年号、事件名、英語の単語、連語、漢字などを覚えるといいかもしれません。bigという英単語だったら、手を大きく広げながら大きな声で発音するなどですね。

 

体を動かしながら覚えることで、海馬からシータ波も発生しやすくなるので、よりいっそう記憶に残りやすくなります。ちなみにシータ波とは、運動や居眠り時、新鮮なものに出合ったときなどに出てくる脳波で、記憶力が最大限に高まった状態を示しています。

 

以上のように記憶術のコツには、いろいろありますが、要はイメージ化しやすいレベルまで小分けにするということ、そして体やジェスチャーを伴った記憶はすんなりと覚えられるということです。

 

 

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