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勉強に集中する方法とは?

勉強集中法というと、何かすごい学習の仕方なのでは?と期待するかもしれません。
しかし、そのような突飛なものではなく、日常生活のなかで誰もが知らず知らずのうちに実践しているものです。

 

勉強に集中するには、一言でいうと脳内の原始的な領域を活性化し、味方につけることです。大脳は一つのかたまりではなく、進化の過程で、まだ新しい大脳新皮質と、その奥にある大脳辺縁系があります。

 

外側にある大脳新皮質は、理性や判断、抽象的思考、認知の総合、長期記憶などを行なっています。いっぽう進化の過程で奥の方に追いやられた大脳辺縁系は、喜怒哀楽といった感情や本能を担当しています。

 

勉強のやる気は、理性的な大脳新皮質ではなく、内部にある大脳辺縁系が大きくかかわっています。「勉強しなければいけないのは分かっているけど、どうしてもやる気にならない」というのは、まさにこのことを物語っています。理性では分かっているのです。

 

勉強に集中できるかどうかも、学習へのモチベーションと同じように、脳の奥深くにある大脳辺縁系が大きくかかわっています。とくに記憶をつかさどる海馬、感情をつかさどる扁桃体の2つが関係しています。

 

勉強集中法とは、大脳新皮質の前方にある前頭連合野で、強制的に机に向かうやり方ではありません。それでは勉強は辛いものになりますし、ストレスもたまります。そうではなく大脳辺縁系という「潜在意識」から、集中力を出すのです。

 

 

>> 凡人でも集中力をアップできる方法とは?

 

 


勉強集中法の秘訣は、以下の二つになります。

 

  • 海馬からシータ波を発生させる
  • 扁桃体を”適度に”興奮させる

 

海馬からシータ波という脳波が出ているときは、最大限の記憶力を発揮できる状態を意味します。また扁桃体がほどよく活性化すると、海馬を刺激してシータ波を発生させます。扁桃体は海馬に影響を与えるわけですね。

 

扁桃体が適度に活性化すると、海馬からシータ波を出させるだけではなく、前頭葉にも信号を送って、やる気と集中力を高める働きもします。つまり感情を刺激する試験勉強の方法によって、記憶力も集中力もアップするということです。

 

海馬だけを刺激しても、ある程度は集中力が増しますが、扁桃体を刺激したほうが、さらに集中力のアップにつながっていきます。

 

海馬だけを刺激する方法には、運動しながら勉強したり、居眠りしたり、新しいものに触れたり、場所を移動するなどが有効です。これらによってシータ波が発生して脳にエンジンがかかってきます。

 

扁桃体を刺激すると、海馬からシータ波を発生させるだけではなく、前頭前野も活性化して、勉強のやる気や集中力を引き出すので、こちらのほうがオススメです。

 

 


それでは扁桃体を活性化させるには、どうしたらいいのでしょうか?
それは緊迫感です。誰しも経験があると思いますが、試験やテスト前になると緊張します。こういったときは、普段よりも勉強がはかどったことはありませんか?

 

これはまさしく扁桃体が緊迫感を感じたために興奮し、海馬や前頭葉を活性化して集中力が高まったからです。その結果、質の高い学習となり、勉強がはかどるわけです。

 

扁桃体を活性化する簡単な方法は、自分で時間制限を設けることです。
時間がたくさんあるからといって「だらだら」と勉強するのではなく、1時間しかないと思って、その時間だけ勉強するようにするのです。

 

時間制限を設けることによって扁桃体が活性化し、集中力を高めることができます。これこそが最高の勉強集中法といえるでしょう。

 

 


そのほか感情の大元である扁桃体を活性化させればよいのですから、ほかのことでも応用できます。たとえば少々空腹の状態で勉強する。あるいはちょっと肌寒い環境で学習する。

 

このように心身にプチ危機感を感じるような状況に身を置くことによって、扁桃体が活性化します。すると集中力が高まって、勉強の質がアップするというわけです。

 

そのほか、別の方面から感情を刺激することもできます。
たとえば勉強前にネットの画像検索で、かわいい子犬や子猫の画像を眺めてみる。そうすると、その後の注意力が倍増することがわかっています。

 

「かわいいなぁ」という感情は、扁桃体から起こります。
そのような感情をもつと、対象のものをもっと観察したいということになり、注意力や集中力がアップするのです。

 

べつに動物ではなくても、ゆるキャラとか、自分の好きなマスコットでもいいですし、赤ちゃんでもいいと思います。とにかく適度に感情を刺激するような状況に身を置くと集中力をアップできるのです。

 

その意味では、自宅で一人で勉強するよりも、周りの視線があるカフェテラスやファミレスで勉強することは、扁桃体を刺激してくれます。ただし、適度な緊張感でないとだめです。

 

気になる人がいる店とかだと、そっちの方に気を取られてしまいます。
過度の緊張感になってしまうと、たしかに扁桃体が活性化するのですが、過剰に反応してしまうので逆効果になります。

分かりやすい例でいうと、模試や試験で緊張しすぎて頭が真っ白になって、勉強してきたことが思い出せないなんていう現象が起こります。このように扁桃体は「適度か」や「過剰か」によって、諸刃の剣になります。

 

ですから、先ほど試験前になると勉強がはかどると述べましたが、これも人によります。普段から勉強の習慣がある人は、「適度に」緊張するので、集中力がアップします。

 

しかし普段まったく勉強しないで試験前だけ机に向かう人は、「過度に」緊張するので、勉強に対するプレッシャーを強く感じて、なかなかモチベーションが上がらないということになります。

 

勉強集中法といっても付け焼刃的なものではなく、普段からの地道な積み重ねがあってこその方法といえるのではないでしょうか。

 

 

 

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