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入試の緊張は、レベルが問題

入試で緊張することは、すべてが悪いわけではありません。
要は緊張の度合いというか、レベルが問題です。

 

緊張しすぎては、頭が真っ白になって、本来解けるはずの問題まで解けなくなります。
かといってリラックスしすぎては、集中力が続かなくなり、眠くなってきます。

 

入試で緊張しすぎることはいけませんが、緊張感を完全になくせばよいという考えも間違いなわけです。

 

人は「適度な緊張感」を保ってこそ、本来の力を十二分に発揮できるものです。
これはスポーツでも武道でも芸事でも、言えるのではないでしょうか。

 

本番前になると、誰だって気分が高まってくるものです。
感情を司る扁桃体が興奮し、視床下部がそれを感知して全身にむけて交感神経の信号を送る。アドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、脈拍や血圧、血糖値、体温が上昇する。言ってみれば戦う準備であり、臨戦態勢が整っているわけです。これは大事なことです。

 

ただし、過剰に交感神経のほうに傾きすぎると、前述したように頭が真っ白になります。そうなると前頭連合野が緊張感で支配されて、そこでの思考や判断が鈍くなるのです。

 

 


入試に緊張はつきものですが、いかにして本番で「適度に」リラックスできるのかを考えてみたいと思います。適度な緊張感を保てている人は、そのまま試験に臨めばいいわけです。しかし過度に入試の緊張を感じている人は、リラックス法を取り入れることによって、「適度な緊張感」へと落ち着きます。

 

入試の緊張を解くには、試験当日だけ対策してもダメで、日ごろからの積み上げが必須となります。主に3つに分けることができます。

 

  • 早い時期からの地道な積み上げ
  • 中間地点での楔(くさび)
  • 試験前日や当日の対策

 

まず入試の緊張を解くには、日ごろから試験勉強に励み、「自分はやりきった!」という気持ちにならなければなりません。このような気持ちになってこそ、「あとは全力を出し切るだけだ」という意識になります。

 

当然のことながら、中学や高校受験、大学センター試験の勉強を怠ってきた人は、不安だらけでしょう。すると、それが入試の緊張へとつながっていきます。

 

つぎに入試の緊張を解くには、地道な勉強以外のことにも目を向けなければなりません。これを「中間地点での楔(くさび)」とするのです。

 

机の前だけでじっと教科書やテキストを黙読するのではなく、たまには模試(模擬試験)を受けにいったりして、場馴れしていきましょう!ということです。その回数が多いほど、神経が図太くなっていくので、本番の入試で緊張するリスクが減少します。

 

また高校や大学側で、オープンキャンパスを開催しているので、そういった催しに参加して、どんな雰囲気なのかを実際に味わってくるとよいでしょう。それが学習への励みになりますし、入試の緊張感が和らぐものです。

 

つまり「第一志望校に入れるだろうか?」といった不安感が、「なんとしても入学したい!」という前向きな気持ちに変わるきっかけになるのです。気持ちがポジティブになれば、入試で緊張するリスクが減ることは間違いありません。

 

 


さて、この2つを実行できたら、あとは試験前日と当日の対策だけです。試験の前日は十分な睡眠をとりましょう。かといって、いつもより早く寝ると体内時計が言うことをきかないので、普段通りに早寝早起きをすることです。家族の協力もあおぎましょう。

 

そして試験当日は、十分な睡眠をとって充実した心身になっていることが理想です。あとは朝食です。徐々に脳のエネルギー源となるような炭水化物を取るとよいでしょう。甘い単糖類や小糖類よりも、脳のエネルギーが持続するようになります。

 

そして昼ごはんは、やはり炭水化物をしっかり取り、しかも食べ過ぎないことです。食べ過ぎると胃腸に血液が集まるようになり、その直後はあまり頭が働かないリスクがあります。なので腹八分目を心がけましょう。

 

 


そのほか入試の緊張を解いてリラックスする方法として、深呼吸があります。大きく息を吸って大きく吐く。これを数回繰り返すだけで気分が落ち着いてきます。そのほか各人の好きなこと、たとえば音楽を聴いたり、休み時間にウォーキングしたり、ストレッチしたりということも、緊張感を解くために有効となります。

 

ポイントは体の緊張を解くことによって、心の緊張を解くという流れです。心と体は連動しているからです。ですから深呼吸やストレッチ、有酸素運動が有効なのです。

 

反対にいきなり心の緊張を解く試み、たとえば自己暗示をかけることも時には有効ですが、かえって緊張感を増すことがあります。精神的な支えに関しては、前述したような「やりきった自信」と「場馴れした自信」だけにしておきましょう。そうすれば、「あとは力を出し切るだけだ。自分には出来る!」という気持ちが、しぜんとわいてくるものです。

 

このように入試の緊張を解くには、3段階のステップを経るということが大事です。
最初の2つの段階をすっ飛ばして、試験当日だけリラックスしようとしても、それは無理な話です。

 

この3つが合致してこそ、あなたは蓄えた実力を試験で100%発揮できることでしょう。

 

 

 

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