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テレビを観ながら勉強してもいいの?

ここではテレビと勉強の関係について解説していきます。

 

一般的にはテレビ(TV)を観ながら勉強すると、勉強効率がグンと低下するといわれます。それはもちろん、どっちにも集中できないからですね。脳内の前頭葉にあるワーキングメモリには、教科書の知識とテレビの内容が両方載ることになり、かなり記憶力や集中力が低下するわけです。

 

もともとワーキングメモリというのは、マジックナンバー7といわれるように、一度に7ケタ前後の数字の羅列しか覚えられません。それほど容量が少ないのです。

 

ちなみに目や耳という感覚器官を経由して脳内に入ってきた、外界の情報は、まず前頭連合野にあるワーキングメモリに入ります。ここに留まれる時間は数秒から数分です。短期記憶と言われる理由がここにあります。

 

ただし興味のある事柄だったり、意識的に反芻することによって、大脳辺縁系にある海馬に送られていきます。ワーキングメモリに勉強以外の情報が入ってくると、記憶の入り口が狭くなるので、海馬に送られる量も限られてきます。そのため記憶力が低下してしまうことに。

 

勉強するときはテレビを消して、できれば音楽も消して、静かな環境で学習することが推奨されるのは、できるだけワーキングメモリに余計な情報を入れないためです。

 

 


ただ人によっては静かすぎると、いろいろな雑念がわいてきて、気づいたら別の事を考えていたなんてこともあります。人の脳とは不思議なもので、シーンとした環境にいると、かえって集中できないものです。

 

適度に雑音があったほうが集中しやすいことが脳科学では分かっています。ですから、テレビは勉強の邪魔にならなければ、かえって学習効率をアップさせることがあります。

 

それはテレビを観るのではなく、とりあえずテレビをつけておいて、ボリュームを小さくし、集中しやすい雑音を作るということです。こうすればしーんとしているよりも、集中しやすい場合があります。

 

ただし興味のない番組である必要があります。
また聞こえるか聞こえないかの音量にすべきです。いくら雑音代わりだからといっても、声が聞き取れてしまうと、そちらのほうに意識が向いてしまいます。

 

試験勉強中は、言語を扱うわけですから左脳が主に使われます。
テレビから聞こえてくる言葉を脳がキャッチすると、左脳が働きます。そうなるとバッティングしてしまい、勉強の集中力が低下してしまうのです。

 

その意味では、左脳を使う勉強では、右脳を使うBGMやクラシック音楽を流すとよいかもしれません。左脳と右脳では干渉しないからです。ただし歌詞が入っている曲だと、左脳が反応してしまいます。また好きな音楽でも、そちらに気を取られてしまいます。

 

何の特徴もない、何の思い入れもない音楽なら、勉強の集中力アップに役立つのではないでしょうか。

 

以上のようにテレビと勉強の関係は、「適度な雑音」として利用するなら、テレビも有効なアイテムになるということです。

 

 


ただし勉強嫌いの小学生の子供や中学生の場合は、テレビを観ながら勉強することも意味があります。テレビを消してしまうと、どうしても勉強のやる気がでないという人もいます。

 

そういったとき、結局は勉強から遠ざかってしまうよりは、テレビをつけながらでも勉強したほうがよいわけです。テレビが勉強への障壁を取り除いてくれるのです。別の表現をすれば、テレビが勉強のストレスを和らげてくれるわけです。

 

たしかにテレビに視線を向けたり、教科書やテキストに視線を向けたりというやり方では、記憶力や集中力、理解力は低下するかもしれません。しかし、やらないよりはマシです。宿題も、とりあえずは進みます。またリビングで勉強すれば、すぐに周りの親や兄弟に、分からないところを訊けるというメリットもあります。

 

テレビを観てるときでも、ずっと同じ調子ということはなく、緩急があります。佳境となる面白い場面もあれば、つまらない場面もある。またCMに入ったりします。そういったなかで興味を引かない場面になったら、勉強のほうに一気に集中すると効果的です。

 

たとえばCMに入ったら、その短い時間で「ここまで読もう!」と決めて頑張れば、それは効果的な速読訓練になります。また扁桃体が興奮するので、締め切り効果を生み、記憶力も飛躍的にアップします。

 

このようにテレビと勉強の関係は、一概にダメと決めつけることはできません。
要は使いようです。テレビをBGM代わりにする、あるいは導入として利用したり、ストレスを和らげるツールとして活用する、このような使い方もできるわけですね。

 

 

 

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